顔汗がひどくてハンカチが手放せない!せっかくのメイクもすぐにヨレヨレになって困っている!
ワキの下や足の裏などにかく汗も困りものですが、顔は一番目立つところですから、女性にとって大量の顔汗は致命的ですね。
そんな顔の汗にお悩みの方へ向けて、こちらでは顔汗を止める方法をご紹介します。即効性のあるものと、長く続けることで効果が見られる方法があるので、どれも試してみてくださいね。
運動を心がけてエクリン腺を活性化!
体温調整のために流れる汗は、通常であれば全身から分泌されるもの。しかし、運動不足などで身体の熱が発散されない生活が長く続くと、下半身などのエクリン腺の活動が弱まってしまいます。身体のあらゆる部分にあるエクリン腺は、熱を発散させて体温調整をする汗腺ですが、汗をかかない生活が続くことによってその働きが弱まってしまうのです。
夏はエアコンの効いた部屋で快適に過ごし、移動はいつも車、仕事はデスクワーク、といった生活を続けていると、いざという時に顔にばかり汗が出てくる体質になってしまいます。。
そこで心がけたいのが、運動をして汗をかく習慣を作ること。ジョギングやウォーキング、サイクリングなど、無理のない運動を長く続けてみましょう。これですぐに顔汗が止まる、というものではありませんが、根本的な改善になるのでぜひ続けてみてください。
女性ホルモンのバランスに注意!
女性の顔汗の原因には、ホルモンバランスの乱れも挙げられます。特に30代くらいからの女性は、女性ホルモンが崩れやすいので要注意です。ホルモンバランスの乱れは、自律神経失調の原因となり、体温調整も上手くいかなくなります。
更年期障害の症状には、顔に大量の汗をかくホットフラッシュと呼ばれるものがありますが、30代からの女性も注意が必要です。あまりにも大量の顔汗が止まらないという場合には、女性ホルモンのバランスが乱れている可能性も高いので、更年期障害の症状改善のためのサプリメントや漢方などを試してみるのもおすすめ。
ストレスや睡眠不足なども女性ホルモンに影響を与えるので、毎日の生活習慣も改善して、ストレスを溜め込まないようにしましょう。
身体を冷やす・制汗剤を利用する
すぐに顔汗を止める方法としては、身体を冷やしたり、制汗剤を利用してみるのもおすすめです。緊張や興奮による発汗ではなく、身体の熱を逃して体温を下げる「温熱性発汗」の場合に身体を冷やす方法はぴったり。
この場合、太い血管がある部分を冷やすことで効果的に汗を止めることが出来ます。首の後ろに太い血管があるので、顔汗を止めたい時には、ここに保冷剤や冷たいペットボトルなどを当てて集中的に冷やします。
また、顔汗を止める時には制汗剤もおすすめですが、顔ですからワキやボディ用の制汗剤でなく、顔専用の制汗剤がやはり安心です。制汗剤には、汗腺の出口を塞ぐ収れん剤が配合されているので、顔汗をすぐに止めたい時に効果的です。
ただし、長時間汗腺を塞いだ状態にしておくと、肌への大きな負担となり、体温調整にも悪影響が出てくるので、あくまでも必要な時だけ利用して自宅に帰ったらすぐに洗い流すようにしましょう。
リラックスする方法を見つけておく
緊張や興奮時に出る顔汗対策には、やはりリラックスすることが大切です。緊張状態になると発汗を促進する交感神経が刺激されて、汗が大量に分泌されます。顔汗が出てくると、「恥ずかしい!」などと焦ってしまうので、余計に顔汗がたくさん出てしまうという悪循環に。
もしも会議やデートなど、緊張する場面になる前には、リラックスする方法を見つけておいて、事前に試してみると良いでしょう。人と合う時や会議の日などには、余裕を持ってでかけ、好きなコーヒーや紅茶などを飲んでリラックスする時間を持つと良いでしょう。深い深呼吸をして、気持ちを落ちつけること、そして、あまり顔汗を気にしないことも大切です。